2023-01-01から1年間の記事一覧

階段は親の仇か!?

映画「こんにちは、母さん」を見ていたら、主演の吉永小百合の住まいにやってきた孫娘が2階まで階段を上る時、トントントンと駆け上っていく。渥美清の映画「男はつらいよ」の何作目かをテレビで眺めていたら、東京・柴又の寅さんの「おいちゃん」の家で、…

節酒にノンアルコールビールは是か非か

新聞に嫌な記事が載っていた。なんでも、1日にビールで500ミリリットル、日本酒だと1合程度を飲んでいると、大腸がん発症の危険が高まるのだそうだ。厚生労働省が国として初めて「飲酒ガイドライン」を作るとかで、その中にはこうした数字が示されてい…

「町医者」の先生方とのお付き合い

暇に飽かしてスマホをいじっていたら、11月1日は語呂合わせから「いい医療の日」というのが出てきた。ワンワンワンから「犬の日」でもある。さらに、11月14日は同じく語呂合わせから「医師に感謝する日」だとか。「11」は「人と人」だそうだ。ちょ…

AIとどう付き合うか

「孫正義さん(ソフトバンクグループ会長兼社長)がAI(人工知能)のことで何やら吠えてますよ」と、中国人の知人が中国の経済ニュースの映像を送ってくれた。孫さんの日本での講演がテレビ朝日で報じられ、それが中国でも流れたみたいだ。さっそく見てみた…

隣人の「死去」を知らずに「不義理」も

わが家の玄関先からぼんやりと道路側を眺めていた。すると、70歳代の夫婦が暮らす筋向かいの田中さん(仮名)宅の様子がおかしい。黒い服を着た数人が家に中に入って行く。「骨箱」のようなものも見える。家の前に止まっている車の中に人影が見えたので、…

仰げば尊し わが師の恩……

この9月10日、中国・ハルビン在住の中国人女性から1通のメールが届いた。メールは「教師の日、おめでとうございます」で始まり、「先生のご恩は決して忘れることはありません。本当に心から感謝しております」と続く。あと、僕の健康を尋ねたり、自分や…

「知らんぷり」は駄目よ

この9月1日は関東大震災からちょうど100年目だった。同日付の新聞各紙の社説を見ると、どこもこのことを取り上げている。社説の長さも普段より長めの新聞が目立つ。ただ当時、流言を信じた人たちによって引き起こされた朝鮮人虐殺については、新聞によ…

僕って「常識」が足りないのかなあ!?

前回のブログに、学生時代の深夜、屋台のラーメン屋で「1杯食べたが、腹はすいたままだ」という文があったが、僕は当初、「1杯食べたが、腹の虫がおさまらない」と書いていた。お腹がすいて、すいて、どうしようもない、との意味だった。そして、その原稿…

わが「苦学生」時代と奨学金の返済

学生時代に借りた「貸与型」の奨学金を返せず、それを苦にして自殺する人がいる。警察庁などのまとめでは、2022年にそんな人たちが10人いた。「人数は氷山の一角だ」との指摘もある。かつて貸与型奨学金の世話になった僕にとって、他人事とは思えない…

組織人と自由人…どう折り合いをつけて生きるか 

藤沢周平氏(1927~1997)の時代小説を最近、暇に飽かせて読み返している。その中に「用心棒日月抄」という4部作がある。北国の小藩の藩士、青江又八郎が様々な理由でざっと20年ほどの間に4度にわたって脱藩を強いられる。脱藩している間は素浪…

「熱中症」体験記

明け方の5時頃だった。それまで気持ちよく眠っていたはずなのに、突然、軽い吐き気を感じた。しばらく耐えていると、今度は汗が出てきた。就寝中、冷房は切っているが、部屋の中は暑くはない。それなのに、汗が止まらない。背中や胸がびっしょりになった。…

「二度寝」の誘惑と闘いながら……

どうもこのごろ、朝ごはんの後、長椅子に寝転んで、うとうとしてしまったりする。いわゆる「二度寝」で、これが実に気持ちいい。加山雄三さんの昔の歌じゃないけれど、「幸せだなァ 僕は……」といった気分になる。時間が知らぬ間に過ぎていき、気が付くと昼近…

「週刊朝日」の休刊に思う「なんのこっちゃ」の来し方行く末

101年間続いた雑誌「週刊朝日」が6月9日号で休刊した。近年の部数低迷にあえいだ揚げ句だったが、最後の「休刊特別増大号」は大いに売れた。記念に買っておこうと、発売日にコンビニに行ったが、すでになかった。記念買いの人が多かったのだろう。しば…

配偶者同伴外交は是か非か

5月19日から21日まで広島市で主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれた。様々なテーマがあったそうだが、いささかへそ曲がりの僕は、首脳たちのうち配偶者を同伴してくるのは誰か、同伴してこないのは誰か――そんなことに興味があった。僕はかつて「…

わが認知症予防策

夜、自宅で2階のわが書斎(と言っても、昔の子供部屋)から1階に降りる時、階段の電灯をつける。そして、階下の居間に入ってしまうと、その電灯を消すのを忘れている。朝、洗面所でガスの湯沸かし器をつけて顔を洗う。そして、洗面が終わっても、湯沸かし…

民主主義のために、選挙の供託金をなくそうよ

先般の統一地方選の後半戦では各地で女性が躍進し、朝日新聞には「統一選 女性の風」という大きな見出しが躍っていた。同紙によると、市長選では過去最多の7人が当選し、市議選では当選者の女性比率が初めて2割を超えた。まあ、結構なことではあるが、20…

責任逃れの茶番劇

国土交通省の元事務次官で東京地下鉄(東京メトロ)会長の本田勝氏(69)が、東証プライム上場の民間企業「空港施設株式会社」に対して、国交省OBの副社長を社長にするよう求めていたことが最近、朝日新聞にすっぱ抜かれた。空港施設は羽田などの空港でビ…

「超」親切な人々

自宅近くの郊外電車の駅で、2階にある改札口を出た。普段なら1階まで階段を下りるのだけど、今日はリュックの荷物が重い。隅の方に1台だけあるエレベーターに向かって歩き出し、乗り口まで20メートルほどのところに来た。すると、エレベーターの乗り口…

「水々しい」人を目指して

散歩していると、どうも膝から下が少し不快である。血の巡りが悪いみたいな気がする。指で皮膚を押してみると、ややへこむようでもある。今まで罹ったことはないが、「脚気」かもしれない。近くの内科・外科の医院に行ってみた。ごくたまにしか行かないとこ…

断固拒否「問答無用で有料のお通し」

BS-TBSで週1回続いている「吉田類の酒場放浪記」という番組がある。1時間の間に再放送も含めて4軒の居酒屋が紹介される。以前にもこの番組を取り上げ、コロナ禍のおかげで店主や従業員がマスクをきちんと着けるようになった、失礼ながら、料理に店主らの…

医療も「費用対効果」で

僕は30年以上、東京の都心にあるK歯科医院に定期的に通っていたが、ここが昨年11月限りで閉院してしまった。院長が言うには「私も80歳になりました。まだ、やっていけるとは思うのですが、まあ、この辺りで……」。運転免許証を返上するようなお気持ちら…

「年賀状」の私的コンテスト 

年賀状の数は、出すのも貰うのも、寄る年波とともに随分と減ってきた。今や100枚に満たなくなったが、そんな中にも、貰って楽しいもの、こんな素っ気ない内容なら、頂かなくてもいいよ、と思うもの……などなどいろいろある。ついては、まことに勝手ながら…

続・満身「軽」痍 五十肩で「鬱」と「躁」

年甲斐(!?)もなく、僕が「四十肩・五十肩」になったことは前回に書いた。これまで四十肩・五十肩で苦しんでいる方にはかなり会ってきたが、「肩凝りに毛が生えたくらいだろう」と、それほど同情はしてこなかった。だけど、いざ自分がそうなってみると、…

満身「軽」痍で、謹賀新年

師走のある日、朝起きると、右手の状態がおかしい。人差し指、中指、薬指、小指の4本を一緒に手のひらの方に曲げようとしたら、痛くて、中途半端なところまでしかできない。数日前から、やや変だったけど、おやおや、正月を前に面倒なことになったぞ。朝食…