2020-01-01から1年間の記事一覧

そうだ 僕も「どもり」だったんだ

ジョー・バイデン次期米大統領は子供の頃、「吃音(きつおん)」に苦しんだそうだ。そんなニュースがきっかけになってか、吃音に悩んでいる人、かつて悩んだ人の話を最近、新聞などで時に見かけるように思う。先日の朝日新聞には、以前吃音に悩んだ33歳の…

憂鬱なこの年末年始

僕はこの20年ほど、年末と正月はもっぱら中国か台湾で過ごしてきた。中国北方のハルビンと南方の桂林の大学で教えていた時は、物理的にも年末年始に日本に戻るのは難しかった。正月を旧暦で祝う中国では、新暦の年末年始は学期の真っ最中だった。期末試験…

「歩き」から「走り」も奮闘中

「腰部脊柱管狭窄症」の手術を終えて2カ月あまり、もっぱら1日平均1万数千歩の「歩き」でリハビリに努めてきたが、そろそろ「走り」もやらねばと、自宅近くの川の土手を走ってみた。ところが、足元がどうもおぼつかない。我ながらよたよたしている。速足…

我がウイスキー歴

前々回にビール(と言っても、もっぱら値段の安い「第3のビール」)のことを書いたから、今回は僕のウイスキー歴について書いてみたい。僕のふだんの家飲みでは「第3のビール → ウイスキーのオンザロック」というのが定番である。 もう半世紀以上も前、僕…

「速歩き」を目指して奮闘中

慶応義塾大学病院で「腰部脊柱管狭窄症」の手術をし退院してから、ひと月あまりが経った。この間、暇に飽かせて毎日平均1万数千歩、雨の日も、せっせと「ウォーキング」に励んでいる。どんなに少ない日でも1万歩以上、多い日には2万歩になる。手術の前は…

せこくて納得できない「ビール系飲料」の「酒税一本化」

古くはトイレットペーパー、最近ではマスク、もっと最近ではうがい薬「イソジン」の買いだめ・買い占め――どうも感心できない。みっともない。そう思っていた僕なのだけど、ついに同じような行動をしてしまった。10月から始まった「ビール系飲料」の「酒税…

けっこう楽しめた、脊柱管狭窄症「手術入院」のご報告

この8月から9月にかけて、慶応義塾大学病院の整形外科で「腰部脊柱管狭窄症」の手術を受けた。手術名は「脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術」と長々しく、なんとも恐ろしげだった。まずは、脊髄に造影剤を入れて撮影する検査入院が3日間あり、しばらく…

中国人・華人は「寝返り」「降伏」も辞さず!?

このところ、米国政府が中国を非難する際には、「中国」が悪いとは言わず、「中国共産党」がよくないのだとの言い方が目立つ。つまり、一党独裁で他の政党の存在を認めない「中国共産党」と、それに支配されている気の毒な「中国人民」とは別物だというわけ…

戦争の被害者、加害者……

30年ほど前に公開された『火垂るの墓』(ほたるのはか)というアニメーション映画がある。一昨年に亡くなったスタジオジブリの高畑勲監督の作品で、原作は野坂昭如の直木賞受賞作。ご覧になった方、読まれた方も多いだろうが、粗筋をざっと紹介すると――日…

「中国人が日本でしてはいけないこと」

中国人の知人が「中国人が日本で絶対にしてはいけない20のこと」という記事を送ってきた。ネットで見つけたとのことで、「電車の中やアパートでは大声で話してはいけない」「道路を歩きながら、ものを食べてはいけない」「夜中に街をうろうろしてはいけな…

ついに「脊柱管狭窄症」の手術をすることに

僕が長年、「脊柱管狭窄症」に悩まされていることは、これまでに何度も書いてきた。神経をおさめている脊柱管が、加齢に伴い狭くなって神経を圧迫し、おかげで、歩いていると足が痺れてきたり、痛くなったりする。調子のいい折にはかなり続けて歩けるけど、…

「レジ袋有料化」で思い浮かんだ「日中のプラごみ事情」

スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店では7月1日から、プラスチック製の買い物袋、いわゆる「レジ袋」の有料化が義務づけられた。遅すぎたとはいえ、それはそれで結構なことなのだけど、「レジ袋」というと、なぜか僕の脳裏に浮かんでく…

憂鬱なマスク生活を「パロディー」で笑い飛ばそう

「アベノマスク」の愛称(?)で知られる政府配布の2枚の布マスクが6月初め、埼玉県の我が家にもやっと届いた。せっかくだから、1枚を着け、もう1枚を手に持って、記念撮影をしてみた(下の写真)。 だけど、布マスクというのはやはり着け心地がイマイチ…

昭和のころの「記者と賭けマージャン」

東京高等検察庁の黒川弘務検事長が新型コロナウイルスの非常事態宣言が出ている最中に2回、産経新聞記者のマンションで産経記者2人、朝日新聞社員1人と賭けマージャンをしていた。このことが『週刊文春』で報じられ、黒川氏は検事長の職を辞任した。産経…

コロナ禍での蟄居生活の「収支」

ご多分に漏れず、コロナ禍のもとで蟄居生活をしてきた。うんざりはしているが、ただ一つというか、ありがたいのは、財布の中のお札の減り方が遅々としていることである。コロナ禍で職を失ったりして、その日の生活にも困る人たちが多いなかで、まことに申し…

スーパーで商品をいじり回さないで

東京都の小池百合子知事は大型連休前の記者会見で都民に、スーパーなどでの買い物を「3日に1回程度」にするよう呼び掛けた。さらに、事業者に対しても、買い物かごの数を制限したりして、入店者数を抑制するように求めた。新型コロナウイルスの感染者が拡…

腱鞘炎との付き合い方

僕はこの半年ほど、両方の手首と指が痛む腱鞘炎を患っている。かつては、腱鞘炎は手を酷使するピアニストや料理人、あるいは理容師、美容師の「職業病」と言われ、近年はパソコンやスマホの普及で「国民病」と呼ぶ人もいるようだ。僕はパソコンやスマホをそ…

「足踏み」と「家歩き」でコロナウイルスに対抗!?

最近、我が家からそう遠くない市営のスポーツジムに通って、「フィットネスバイク」「エアロバイク」などと呼ばれる自転車型の運動器具のペダルを踏んできた。それなりの理由がある。脚力の衰えを防ぎたい、できれば少しでも鍛えなおしたい。もちろん、それ…

続・台湾人の「親切」と「不親切」

1月上旬の某日、新年をはさんで10日あまりを過ごした台湾南方の高雄市を離れることにした。そして、北方の新北市(台北市の衛星都市)に高速鉄道(台湾版新幹線)で向かうため、宿を出てまずは近くの地下鉄の駅に向かった。この駅から高速鉄道への乗換駅ま…

南国・台湾で風邪をひいてしまった

1月中旬の土曜日の夜、新北市(台北市をぐるりと囲む衛星都市)の民宿で床に入ったが、どうも寒くて眠れない。部屋に「空調」はついているが、暖房は利かない。それは何もこの家に限ったことではない。北部は亜熱帯、南部は熱帯の台湾では、高級ホテルなど…

台湾 「自助食堂」の世話になった高雄での日々

12月下旬の夕食時、日本からの直行便で台湾南方の大都市高雄市の宿に着いた。宿から「おいしいですよ」と教えられた「牛肉面」の店に向かう途中、「自助美食」という看板(下の写真)が目に入った。自助とは「セルフサービス」のことだ。店は大きな四つ角…

新型肺炎 逃げる人たち 逃げられない人たち

中国の湖北省武漢市から始まった新型コロナウイルスによる肺炎が猛威を振るっている。中国によく出かける僕も、この年末から年始にかけては台湾にいて、新型肺炎には遭遇しなかったが、2002年から03年、やはり中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)が流…

「全員参加」の台湾総統選挙

1月11日土曜日は台湾の総統副総統選挙(以下総統選挙)の投票日だった。首都台北市をぐるりと囲む衛星都市「新北市」の民宿で、僕は朝早く目を覚ました。この年末年始、台湾で過ごしているのは、ひとつには、この総統選挙を見たかったからだ。選挙では、…

台湾・高雄にて謹賀新年

この年末年始はまず日本から中国に行って半月ほど過ごした後、台湾に渡り、また半月ほど過ごして日本に戻ってこようと思っていた。ところが、中国人の教え子にこの計画を伝えたら、真っ向から反対された。「先生の場合は、外国発、外国着の旅行は危ないです…