2012-01-01から1年間の記事一覧

成長産業は「たこ焼き・お好み焼き」に「サンマの塩焼き」

南寧に初めて日本人経営の「たこ焼きとお好み焼き」の専門店が出来た。この街でもたこ焼きの店自体は今や珍しくはない。屋台を含めればわが塾に近い学生街にも300メートル程度の間に5軒ほどある。1個1元(約13円)かそこらで、中国語では「章魚(小…

留学先を選ぶ条件

わが塾で日本語を勉強中の大学生の女の子、卒業後の日本留学を目指している。親もOKしている。先般、父親と一緒に親戚の結婚披露宴に出た。親子の座った円卓は10人掛けで、話しているうちに分かったことだが、同席の全員が息子や娘を海外に留学させてい…

わが身辺に見る「尖閣諸島」

「釣魚島是中国的」(釣魚島は中国のものだ)。釣魚島はわが国の尖閣諸島に対する中国側の呼び名である。その尖閣諸島の国有化がきっかけとなってこの9月、10月、南寧市のわが塾、わが住まいの近くにも「釣魚島是中国的」のスローガンが氾濫していた。ア…

「ずうずうしい」と言うよりも・・・

わが塾の相棒、中国人の先生の携帯電話にメールがあった。いわく「私は今、12月の日本語能力試験の1級を目指して頑張っているが、これから受験までどのような勉強方法がいいのだろうか、教えてほしい」。相手は誰だっけ? 名前はないし、「突然のお願いで…

交通事故は死ぬのが一番の幸せ?

9月半ば、桂林で外資系企業に勤める中国人の知人が交通事故に遭った。定年も間近い男性で、わが塾が以前桂林にあった頃の知り合いだった。会社に出勤してすぐ、携帯電話を自宅に置き忘れてきたのに気づいた。自宅までスクーターで10分足らず、携帯を取っ…

僕の見た「反日デモ」

9月18日、わが南寧市で「反日デモ」があるという。市内の人民公園にある「革命烈士紀念碑」前に集まって街中に繰り出し、高層ビルが建ち並ぶ金湖広場まで行進するとか。東京で言えば、日比谷公園から新宿副都心までといった感じである。僕は1年の大半を…

巣立ち

南寧での僕の住まいは割合に広いので、わが塾の「寮」と称している。そして、遠くから来ている生徒を何人か住まわせてきた。下の写真は以前にもご披露したことがあるが、今年初めごろの塾での朝食風景である。結構にぎやかで華やかだった。ただし、一緒に住…

懐かしの「毛沢東時代」

南寧の市内バスに乗っていたら、後ろの座席のおばさん二人が何やら声高に話している。話の中身は分からないが「江沢民」だの「胡錦濤」だの、あるいは「毛沢東」だのといった名前が出ているようだ。チラリと後ろを見ると、50歳代と思しきごく普通のおばさ…

蚊帳の外「中国サッカー」の将来

中国人の知人から聞いた話だけど、中国のテレビで次のような漫才をやっていたそうだ。「いよいよオリンピックです。中国が金メダルをたくさん獲得してほしいです。緊張しますよね」 「私は緊張しませんね」 「どうして?」 「金メダルの数ではどうせ中国が1…

驚きの国 日本

この夏、わが塾の生徒二人が初めて日本を旅行してきた。ともに20歳代半ばの女性。日本旅行と言っても、わずか1週間、大阪、京都、名古屋を駆け巡っただけだが、驚きの連続だったみたいだ。聞いてみると、些細なことばかりのように思えるが、以下はその「…

開けっ広げの裏口入学

わが塾の生徒である女性から聞いた話である。彼女が小学校卒業を前に受けた中学校の入学試験は「自慢するのもなんですが、重点中学校に行けるいい成績でした」と言う。ちなみに、中国も中学校までが義務教育だが、公立の中学校でも入学試験がある。成績によ…

郵便局のタダシイ利用法

わが塾からそう遠くない所に郵便局がある。1年あまり前、桂林から南寧に引っ越してきた頃は、もっぱらこの郵便局を使っていた。ところが、2人いる女性局員がどうも親切ではない。いやいや仕事をやっているみたい。それどころか、客に敵意を燃やしている感…

就職の沙汰もカネ次第

大学の法学部を出た20歳代後半の女性。裁判所あたりで働きたかったが、学生時代に裁判所に実習に行ってがっかりした。判決がカネやカオで左右されたりするのを見聞きしたからだ。これに懲りて卒業後はある大学の図書館に勤めた。図書館と言っても、彼女の…

博士でなければお呼びでない

ある大学の日本語科で教員の採用試験があった。数人が応募し、それぞれが模擬授業をした。圧倒的にうまかったのは大学の学部日本語科を出て会社勤めをしていた女性だった。大学院には行っていない。その女性のほかは大学院の修士課程にいる男女で、学歴だけ…

瓶ビールは中国 生ビールは日本

5月に入ると、亜熱帯のここ南寧では連日、30度をはるかに超える日が続くようになった。勢いビールに手を出したくなる。日によっては朝、昼、晩・・・そんな時、「ああ、中国にいてよかったなあ」といつも思う。何よりも安いのである。下の写真、僕がよく…

「詐欺師」と道連れ、観光旅行

北京から新婚旅行でわが広西の地にやってきたカップルがいた。桂林市郊外の景勝地陽朔、棚田で有名な竜勝、そしてベトナムに近い海辺の北海市を巡り、最後は南寧市に泊まった。広西の感想を聞くと、「毎日、詐欺に遭いました。旅行していると1回は詐欺に遭…

お犬様

塾の仲間と街のちょっとしゃれたレストランに入った時のこと。ビールで乾杯し、出てきた料理に手をつけ始めた。と、毛のふさふさとしたやや大きめの犬が1匹、レストランに飛び込んできた。犬には紐なんてついていない。元気いっぱいにフロアを1周した。犬の…

雨期の暮らし方

わが塾はアパートの2階にあるが、その廊下の天井や壁に水が染み出てきている。白い壁が少しどす黒くなっている。気になってほかの部屋の天井や壁を調べてみると、どこも大なり小なり水の染み出てきた跡がある。100円硬貨大の染みが点々と付いた壁もあっ…

乞食業界の多様なる商法

久しぶりに南寧の街中に出掛けた時のこと、白髪頭の老人が道路に正座し、コメツキバッタよろしく無言でお辞儀を繰り返している。傍らには蒲団が敷かれ、娘あるいは娘役と思しき女性が寝ている。「娘が重病です。お恵みください」といったところだろうか。老…

「清潔」な人たち

日本からの客人を案内して桂林市郊外の景勝地、陽朔に行った時のことだ。ちょっとしゃれたホテルに泊まった。浴室には桧ではないけれど木の浴槽がある。中国のホテルでこんな浴槽にお目に掛かるのは初めてだ。嬉しくなってさっそくお湯を入れ始めたら、一緒…

南国の韓国人たち

南寧の街を歩いていると、韓国語がよく耳に入ってくる。意味は分からないが、韓国語であることだけは分かる。連中が韓国人なのか朝鮮族の中国人なのかも分からないが、漢族や当地に多いチワン族の中国人と比べると、顔つきや雰囲気が明らかに違う。道端では…

パロディーはお好き?

一瞬、わが目をこすった。写真のような店と遭遇した時のことだ。あれ? DFCだって? KFCにそっくりだけど、ケンタッキーフライドチキンとは少し違うみたい。 それともKとDを書き間違えたの? わが南寧からバスで2時間ほどの田舎町でのことである。 店の大ま…

日々満足のわが食生活

どうやったら、こんなにまずい料理が作れるのだろうか? 一種の才能だろうか? 街で食事した後、こんな感慨に捕らわれることがある。そんなに高い店に行くわけではないが、それほどひどい店に入るわけでもない。でも、まずい。もっとも、地元南寧の人たちは…

ちょっと情けない 南寧の「日本園」

あけましておめでとうございます。 相変わらずの駄文ではありますが、本年もお暇な折などにはお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。食料品や飲料、衣料品そして電気製品、家具、スポーツ用品、おもちゃ、化粧品、薬品など日本商品をずらりと取り…